高齢者の免許返納説得方法

高齢の父の運転が心配で免許返納を薦めたんですが・・・

埼玉県の郊外に住む父。 あと一年で80歳になる父の運転に、とても不安を抱いて過ごしていました。
今回、「私+息子」がタッグを組み、父の免許返納の説得に成功したので、同じお悩みを持っている方の参考になればと思い、HPを立ち上げました。

というのも 父は危険な事故を起こしかけていたんです

高齢ドライバーによる事故が増えていて、私も他人事とは思えない状況でした。
特に衝撃だったのは、2016年10月28日に横浜市で起きた高齢ドライバーが小学生の集団に突っ込むという、痛ましい事故・・・

実は父も以前外出先のスーパーで、バックした際に、少し離れた位置に止めてあった子供用の自転車にぶつけてしまい・・・

その時は、自転車に誰も乗っていないだったので事なきを得ました。でも、もしそこに小さな子供が乗っていたら?と考えると、本当に背筋がゾッとします。

自分自身では大丈夫なつもりのようですが、私から見ると、注意力や運転技術は明らかに衰えていて、危なっかしい部分が決して少なくないというのが実情でした。

だから、父にも運転免許の返納を進めたのです。ただ、やはり頑固な父。そこは一筋縄で 行きませんでした・・・。

なんとか免許返納してもらいたかった

何か事故を起こしてからでは遅く、取り返しのつかない事になってしまう可能性もあるので、何としても免許を返納して欲しかったんです。

しかし、私がいくら免許を返納するよう説得してみてもダメで、、

  • 郊外の田舎だから 車は必要だ
  • まだまだ元気 だから問題ない
  • 俺を家に閉じ込めようとしているのか?

次第に機嫌も悪くなり、主張の一点張りで全く聞く耳を持ってくれませんでした。

そこで考えた免許返納秘策

同じように、両親の免許返納で悩んでる人がいないか?と思い、ネット上や雑誌から情報を探しました!

いろいろ探した結果、行き着いた「2つの対策」

まず1つ目が、
・孫からの説得
息子である私からの説得は全く聞く耳を持ちませんでした。しかし、可愛いがっていた孫から話されると話は別です。「じいちゃんの事を心配だよ」と言ってもらう作戦です。

ネット上では、この説得方法を使った成功事例がいくつかあり、免許返納できた成功率も高いようでした。

そして2つ目が、
・車の概算売却金額をチラつかせること
父はかなりのドケチな性格です。(この年齢でドケチとは・・・?一体いつまで金を持ちたいんだ?と思いますが)

そんな性格なので、免許を手放すことで何らかの「金銭的なメリット」を提示すれば、動いてくれるのではないか?と考えました。

なのでまず父の車の売却評価額を知る必要がありました!そんな時便利だったのがこのこのサイト。概算の評価額が試算できるので、まずここで車の価値を把握しました。

ちなみに、父が乗っているのはトヨタのハイエース。働いているときは、現場の仕事をしていたので、機材を運べる大型の車です。この車をもうかなり長い間乗っています。(20年近くかな?)

実際に出た、評価額は25万円前後とかなり高額で驚き!! 車関連の販売をしている友人に、これが妥当な金額か口頭で聞いてみたところ・・・何やらハイエースは海外需要?があって、かなり高額で売れる車種の模様。評価額は 妥当な線である旨を教えてくれました。

さて、ここまでで二つ武器が揃いました・「孫からの説得」と「車の売却概算金額」です。

とはいえ車を手放した状況を落ち着いて考えてみると、、、現状の問題点も

ここまで進めてきたものの、よくよく振り返ってみると、これは完全に家族視点で物事を進めているなぁ。。と反省。

実際に車を手放した後の父の生活をよく考えていませんでした。そんな中で、気がかりなことと言えば・・・

遠方への移動はバスやタクシーなどになると思いますが 自治体からの タクシー券の補助は月に1万円程度とわずかな金額であること。

そして、移動が億劫になり家に閉じこもってしまいがちになるのではないかということ。足腰も弱くなってしまい、気力も落ち込んでしまうんではないか。と心配になりました。

でもやっぱりこのまま運転させるのは危険なので、何か返納してもらう策はないのかと調べる

まず移動手段に関しては、電動カートいわゆる「シニアカー」というものがありますが、おそらく父は「こんな爺臭いもの嫌だ!!」と言うのが目に見えていました。

色々調べてみると今ではかなりスタイリッシュなものもあるようです。ちょっと高額ですが、車を売却した費用を当てれば、買えない金額ではない。と思いました

それと、やはり外出頻度は減るだろう思うので、日用品や食材の調達に関しての不安があります。これに関しても色々と調べた結果、郊外の高齢者は、「生協の個人宅配」を利用している方が結構いるということがわかりました。

日用品以外は、やはり私が一緒に車を出して出かける必要があります。少し手間かな?と正直思ったんですが、父と会う機会も少なくなっていたので、定期的な買い出しで会う機会が増えるのも悪くはないと思いました。

ちなみにコープは関東圏がメインなので、それ以外の地域の方は【ヨシケイ】が良いと思います。

免許返納作戦を実行に移す

  • ①すでに売却概算金額を把握、ついでに現地査定してもらう日時も決めていた
  • ②孫を連れていく
  • ③車の売却金額をスタイリッシュなシニア化―購入に充当→セカンドライフ(サードライフ?)の提案
  • ④生協の個人宅配のおいしそうな料理写真で説得

この4つの作成を実行しました。

まず車の概算金額に、父も少し驚いた表情を見せ「そんなに高く売れるのか!?」といった顔をしていました。

孫からの説得では「うんうんうん」と頷いて、特に意見や言い返すようなことはありませんでした。

意外だったのは、おしゃれなシニアカーへの食いつきが意外に良かったことです。父の近所の人が、これに似たようなものを使っていて、結構評判が良かったみたいです!

コープに関しては、父だけでなく母親も体が弱ってきており、料理するのも億劫になっているので、いいんじゃないかとまずまず好感触でした。

で、結果的には大成功だったわけです。

少し時間はかかりましたが、父は今免許返納に向けて動いてくれています。

これで安心、父も何げに満足そうです。

やっとこれで心配の種がひとつ消えました!!

やっぱり、何かあってから取り返しのない状態になってからでは遅いので、このように綿密な(?)作戦を立てたのが良かったです。

実は、父自身も薄々自分の運転が危険だということに気が付いていたようですが、プライドが邪魔して中々免許返納できなかったようなんです。孫や、今回の事例のように、車無しの生活を提案することが有効だと思いました。

私と同じように、ご両親の免許返納をお考えの方の参考になれば幸いです。

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